主題「掲示板・裏サイトについて考えよう」

                                                     さいたま市立辻小学校


1ねらい
 電子掲示板−パソコンや携帯端末を使って、多くの人がお互いの意見や情報を共有することができる有用性のある話し合いの場。有用性の反面、匿名で誰かを誹謗・中傷するなど、問題点もある。また、近年は学校公式ホームページに対し、児童や生徒・学生が運営する「裏サイト」が増えている。掲示板や裏サイトの危険性を知り、正しい扱い方や匿名で意見を述べることについて考える。


2指導計画
 (1)書き込みをしたことがあるか。
 (2)掲示板・裏サイトについて考える。
 (3)匿名で誰かを傷つけることをどう思うか考え、深める。
 (4)本時をふり返り、感想を記入する。


3授業実践例
 (1) 書き込みをしたことがあるか。
 携帯はクラス全員が持ってはいない。だが、インターネット環境の整ったパソコンはほぼ所有している。
裏サイトに書き込みをしたことは全員ないが、ブログやサイトに投稿したり、書き込んだりした児童は数名いた。−このように、書き込む事自体は身近であることに気づかせる。

 (2)掲示板・裏サイトについて考える。
 −裏サイトで「キモイ」などと中傷され、苦しむ主人公を支える家族。主人公と家族が事件解決に至るまでを映像で視聴する。−(情報モラル教材 春野家ケータイ物語 第8話 「立ち向かえ ひきょうな書き込み 深まるキズナ」)
 視聴した映像をもとに、掲示板・裏サイトについて考える。誰でも端末さえあれば、簡単に書き込みができる。また、匿名なので、好き勝手なことが書けることに気づかせる。

 (3) 匿名で誰かを傷つけることをどう思うか考え、深める。
 匿名で、誰かを掲示板や裏サイトで、傷つけることについて考える。「匿名」という自分は安全な状況で、誰かを傷つけることが、卑怯で憎むべき行為だと気づかせ、意見交換の場として有効な掲示板・裏サイトの正しい利用方法を考える。

 (4) 本時をふり返り、感想を記入する。
 映像や話し合いから、分かったこと・感じたことを記入する。

 
4成果と今後の課題
 匿名で傷つけられると「信頼している友だちも疑ってしまう。」との声が上がった。効果の絶大さから、そういった行為が悪逆非道だとみな感じた。また、「何か言いたいことがあったら、匿名じゃなくて、はっきり言ってほしい。」という声が多かった。そういった声から「思っていることをどこかでこそこそはき出すなら、直接本人に言おう。」と言った雰囲気が生まれた。
 
 パソコンや携帯を介しての交流がトラブルを生んでいるようだ。所持するにあたり、家庭はもちろんだが、学校でもマナーや正しい扱い方を、子どもたちに指導していく必要がある。子どもたちの所持率を把握したり、場合によっては、高学年はもちろん、中学年や低学年でもこういった指導を行ったりすることも求められる。また、懇談会の折りには、学級の話題として保護者といっしょに話し合うことも大切だ。